好きなギタリストとアルバムについての一言コメントです。
ジャンルはかなり雑多ですが楽しんで読んで頂ければ嬉しいです。評判が良ければ追加していきたいと思います。


■ウェス・モンゴメリー
■FULL HOUSE

 

 

 中学3年の時に初めて買ったジャズのレコード。それまでリッチー・ブラックモアに心酔していた 自分がジャズにのめり込んでいくきっかけとなったのがこれ。 第一印象は、「ギターでこんなフレーズが弾けるのか!」最初は何をやっているのか全然分からず、とにかく音を拾ってみようとコピーをしてはレコードに合せて弾いておりました。 そのうちにどうにかテーマのコード進行に 沿ってアドリブをするというジャズの骨格が少しずつ見えてきた訳ですね。 こんなすごいギターを弾く人は、さぞかし求道的な人物に違い無いと思い込んでいたのに、何年か 前に発売されたビデオで初めてみた演奏中のウェスは、ニコニコ笑っておりました。 脱帽!以後ウェスは、常に僕のアイドルであり続ける。


     


■パット・マルティーノ
■LIVE!

 

 

 本当に求道的な人物はこちら。コルトレーンの影響と思われる音符でうめ尽くす演奏スタイル。 弾けば弾く程、内にこもって行く暗い音楽性。元祖ギターオタク。これぞ僕がイメージしていた、 ジャズギタリストの真の姿。このレコード、両面でたった3曲。フリージャズの要素も含みつつ、ナイスなエレピのバッキングに乗って延々と観客無視のアドリブを繰り広げる集中力。ポップスの「サニー」をこんなに重い曲に出来るなんて! 大好きなレコード。

 


■スティーブ・ハウ
(イエス)
■CLOSE TO THE EDGE

 

 

 

 実はプログレ少年でもあった自分をここに告白。 初めてコピーしたギターソロ曲は「MoodFor A Day」(こわれもの収録)なんです。ロックギターの宿命とも言えるブルース色をまったく感じさせない、ヨーロピアンでエレガントなサウンドに浪花のギター少年はしびれまくったのでした。これぞ様式美。スペイン留学中もCD買って聞いてたなあ。
  


■デイブ・ギルモア
(ピンク・フロイド)
■DARK SIDE OF THE MOON

 

 

 プログレからもう1枚。初めて、音楽を聞いて涙したレコード。声や楽器以外の音でも音楽になる事を知る。 今でも金融関係のニュースでBGMに使われる「マネー」をはじめ、ギター云々ではなしに、社会性を帯びた世界観に陶酔。 コンセプトなんていう、きどった言葉も無かった時代。音楽の枠を超えて、ロックを空間芸術にまで高めたバンド。

 

 


■ラルフ・タウナー
■SOLO CONCERT

 

 

 やっとアコギな人登場。一時期ECMにもはまる。 自分のテクニック不足を棚上げし、これなら出来そうと、J.アバークロンビー風耽美的ジャズギターを目指した人多数。(自分です)聞いたのはたぶん高校時代。不思議とその時はソロギターに専念しようとは思わず。今聞くと当時よりもさらに生音が体にしみ込んで来る。ガットギターによる「ナルディス」が有名だけど、僕が好きなのは12弦ギターの1曲目。扱い難いこの楽器の利点を知り尽くしている点でレオ・コッケと双璧。

 

 


■ジョン・ウィリアムス
■BACH:LUTE SUITES

 

 

 やっとクラシックな人登場。この人のイメージは「完璧」。完璧すぎる事が批判の的になったりする奇特な人。クラシックで名をなした後、プログレバンドを始めたりセゴビア批判発言したりと、つっこみ所の多い人だが、ゆるぎないテクニックと美音に大いに感化される。バッハのオクターブ変更が少々変でも、偉大さに変わりはない。

 

 


■山下和仁
■MUSIC OF SPAIN

 

 

 日本が誇る真の天才。音楽のスケールが完全にギターを超越している。 それゆえにジョン同様、うるさ方の標的に。そんな事言ってはなりませぬ、こちらにおわすは和仁親王ですぞ!「祈りと踊り」をお聞きなさい。 改悪版として有名な(当時はこれしかなかった)ディアス版だけど、これを聞けば作曲家の意図ってそんなに大事?って思いません?(暴言御免)


■ファンホ・ドミンゲス
■ADIOS NONINO

 

 

 世界一ギターが弾ける人。この人の前ではおそらく、ジョン・ウィリアムスもパコ・デ・ルシアも ひれ伏すでしょう。あとは音楽が好きになるかどうかの問題。音使いは素朴。ハイブリッドな所は ありません。コピーもしてみました。でも弾けません。結局はタンゴのナイトクラブな感じが肌に 合わず、のめり込むには至らず。(これってお薦め?) でもギター弾きなら聞いておくべき人。

■バーデン・パウエル
■LIVE IN HANBURG

 

 

 ハンブルグでのライブ。当時40代半ば。代表作として取り上げられる事はないけど、一番好きな アルバム。年令を重ねるに従って音楽がアグレッシブになり、テクニック(特に右手)も変貌して いくという特異な人。守りに入ろうなんて姑息な所が微塵もなく、破綻ぎりぎりの壮絶な演奏。 サバス東京のかぶりつきで見た、最後の来日ステージが今もまぶたの裏に、、。


■ハファエル・ハベーロ
■TODOS OS TONS

 

 

 夭逝の天才ハファエル。このアルバム、とにかくカッコイイ事、尋常ではない。
パコ・デ・ルシア参加の1曲目は、題して「ジェット機のルンバ」? ハファエルはパコを、トマティートはジョージ・ベンソンをリスペクト。無い物ねだりの気持ちは みんな一緒なのね。リズムものの躍動感も素晴らしいけど、ソロで聞かせる2曲のバラードこそ、 ハファエルの真骨頂。その彼でさえ、イパネマはバーデンの呪縛から逃れられない。


■トマティート
■PARIS 1987
(CAMARON)

 

 

 フラメンコではこの人。ただ正確なだけではない、独特のうねるリズム感がGood! ジャズもピアソラも出来てしまう柔軟性。マイペースそうなのに軽いフットワーク。 カマロンの伴奏してるだけで幸せって言える謙虚さ。ムイ・シンパティコな笑顔。 もてるんだろうなあこの人。 あー、あやかりたい。

注)来日したのでいって参りました。レポートは、最新ニュースで書きましょう。

■レオ・コッケ
■LIVE
 一番最近になって入れ込んだ人。一時期、本気で12弦購入を考えた。買いませんでしたが。 すごい事やってるのに、本人も観客もリラックスしきってるのがニクい。ソロ・パフォーマンスの1つの理想型ここにあり。中学時代、オールマンブラザーズで聞いた「リトル・マーサ」が蘇る。 ここに挙げた12枚中、半分がライブ盤。そう、好きなんですライブ盤。なんか潔い感じがして。多少のキズがあっても、昨今の編集、漂白されたものよりよっぽどいい。

 

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